甲4熱電対部が熱を受けたときに生じるもの

図の1は熱電対部である。ここが熱を受けたときに生じ、2へ送られるものとして、最も適当なものは次のうちどれか。

差動式分布型感知器(熱電対式)の平面図と断面。感知区域の床面積は90平方メートル。1は天井に点在する小さな部品で図には4個描いてある、2は壁面に取り付けた箱、3は1どうしおよび1と2をつなぐ電線、アは取付け面から1までの距離。この防火対象物は特定主要構造部を耐火構造としたものではない
1が熱を受けたとき
  1. 静電容量の変化
  2. イオン電流の変化
  3. 熱起電力正解
  4. 磁束の変化

解説

熱電対部は2種類の異なる金属を接合したもので、接合点の温度が上がると温度差に応じた起電力を生じる。これを熱起電力という。熱電対式の差動式分布型感知器は、各所の熱電対部に生じた熱起電力を合成して検出部へ送り、その大きさが一定以上になったときに作動する。静電容量の変化はコンデンサの性質、イオン電流の変化はイオン化式スポット型感知器が煙を検出する仕組み、磁束の変化は電磁誘導に関わるもので、いずれも熱電対部が熱を受けて生じるものではない。

実技・鑑別(法令に規定なし)

感知器の作動原理。法令は差動式分布型感知器を「周囲の温度の上昇率が一定の率以上になつたときに火災信号を発信するもので、広範囲の熱効果の累積によつて作動するもの」と定義するにとどまり、熱起電力を用いることまでは定めていない

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